お鼻の手術
これまでお鼻の手術は1週間程度の入院を必要とし、全身麻酔で行うことが普通でした。近年、内視鏡を中心とした手術の方法や医療機器の進歩により、侵襲が少なく、術後の出血や痛みなどのリスクを大幅に軽減する手術が可能になったことで、多くの手術を日帰りで行うことができるようになりました。
安全性が高く、身体的・精神的・経済的な負担も抑えられ、 特に入院を要さないためスケジュールが立てやすく、お忙しい方でも手術を受けられるようになっています。
反面、日帰り手術では手術者の経験値、適格な手術方法の選択が必須となってきます。院長のこれまで大学病院での1500例以上のお鼻の手術の経験を十分に生かして、当院では副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎などの日帰り手術を行います。
いびきの手術
いびきはまず原因の検索が必須です。すなわち睡眠時無呼吸症候群の程度や、骨格、体重の問題などのチェックが必要です。いびきの原因として軟口蓋、口蓋垂が長いことが原因として考えられる場合は口蓋垂を短くする手術を行うことで、いびきの低減が期待できます。
また夜間の鼻づまりによって口呼吸になってしまう場合では上述のようなお鼻の通りを改善する手術を行うことによっていびきを改善することが期待できます。当院では睡眠専門医と耳鼻咽喉科専門医の知見を活かして手術適応の判断から治療まで行います。
当院で対応可能な疾患
・内視鏡下鼻副鼻腔手術
・内視鏡下鼻中隔手術 (鼻中隔矯正術)
・内視鏡下鼻腔手術 (下鼻甲介切除術)
・経鼻的翼突管神経切断術 (後鼻神経切断術)
・軟口蓋形成術
・鼻閉改善手術 (内視鏡下鼻腔手術、内視鏡下鼻中隔手術など)
※上記手術はすべて定められた保険治療で行います。特に慢性副鼻腔炎の方の場合は好酸球性副鼻腔炎という医療助成の対象となり、手術費用の負担を大幅に抑えることが可能な場合があります。当院ではそのような対象疾患でないか術前にしっかり検査を行います。